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インプラントをおすすめする3つの理由!適応や注意点についても解説

インプラントは、天然歯のような見た目と自然な噛み心地を再現できることが理由で、年々需要が高まっています。しかし、手術をともなうため合併症のリスクなどが気になる点も多いでしょう。そこで本記事では、インプラント治療がおすすめの理由と、手術についての流れや注意点などを解説します。

インプラント手術について

インプラントは、自分の歯が失われた際に、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。一般的に以下の流れで治療が行われます。

STEP1:カウンセリング

カウンセリングではインプラントはどのような治療なのか、どういった流れで行うのか、メリット・デメリット、費用や期間など、詳しい説明を受けられます。
インプラントは手術をともなうため、患者様にとっては痛みや手術の失敗などの不安があるかもしれません。不安を解消するためには、インプラントの治療内容をよく理解することです。カウンセリングの時点で不安や疑問を解消しておきましょう。

STEP2:検査・診断

お口の状態を確認し、インプラント治療が可能かどうかを診断します。

STEP3:クリーニング

歯周病治療やクリーニングでお口の中の細菌量を減らします。

STEP4:インプラント埋入手術

局所麻酔下で人工歯根を顎の骨に埋め込む手術を行います。手術後、当日は飲酒や激しい運動・入浴は控えましょう。また、傷口が完全に回復するまでは、刺激の強い食事を避けることが大切です。さらに、禁煙することでインプラント治療の成功率が高まります。禁煙が望ましいですが、術前・術後2週間は喫煙を控えましょう。

STEP5:治癒期間

埋め込んだインプラント体が骨と完全に結合するまで、3~6か月程度待ちます。骨を造る手術を行った場合は半年~1年程度かかることもあります。
インプラント治療は通常の歯科治療よりも、長期間にわたる治療法であることを理解しておきましょう。

STEP6:アバットメント(土台)の連結

インプラント体の上部にアバットメントと呼ばれる土台を取り付けます。

STEP7:人工歯の型取り・装着

人工歯(かぶせ物)を製作し、装着します。

STEP8:メインテナンス

インプラントは歯科医院での定期メインテナンスが必要です。

インプラントの3つのおすすめポイント

インプラントには、以下のようなおすすめポイントがあります。

自然な見た目を取り戻せる

インプラント治療の人工歯は主にセラミックが使用されています。セラミックは天然歯のような色調と透明感を再現できるため、周りの歯と自然に馴染みます。また、歯ぐきとの境界もなめらかで、違和感のない仕上がりになります。

噛む機能も回復できる

人工歯根にはチタンが用いられています。チタンには骨と強固に結合する性質(オッセオインテグレーション)があり、顎の骨にしっかりと固定されます。そのため、自分の歯と同じように噛めるのが大きなメリットです。
噛む機能が維持されることで脳の活性化にもつながり、認知症のリスクを軽減できる可能性があると考えられています。

お口の健康を維持できる

インプラントは歯1本ごとに独立した治療が行えます。そのため、ブリッジのように周りの健康な歯を削る必要がなく、お口の健康状態を維持しやすいです。
また、歯を失うとその箇所の骨は徐々に痩せていきますが、インプラントを入れることで骨に刺激が加わるため、痩せていくのを防ぐこともできます。

インプラントの適応と注意点

インプラント治療は以下の方に適しています。

  • 天然歯と同様の見た目にしたい方
  • 健康な歯を削ってまで治療を受けたくない方
  • 入れ歯では満足できず、しっかりと噛みたい方

しかし、インプラントは、希望すれば誰でも行える治療ではありません。以下のような方は適していない可能性が高いです。

  • 全身疾患(高血圧、糖尿病など)をお持ちの方
  • 顎の骨の量が不足している方
  • 重度の歯周病にかかっている方

これらの方は、手術のリスクが高かったり、治療の効果が得られにくかったりする可能性があります。
また、インプラントは神経の損傷や上顎洞への迷入などのリスクがあります。しかし、CT検査などで事前に確認し、緻密な治療計画を立てることで防ぐことが可能です。
より一般的なリスクとしては、インプラント周囲炎(歯周病の一種)にかかる可能性があります。これは、インプラント周りの組織に細菌感染が起き、炎症を引き起こす病気です。骨にまで炎症が広がると、インプラントが脱落する恐れがあります。しかし、インプラント周囲炎は自宅でのケアと定期メインテナンスで、発症リスクを大幅に下げることが可能です。
インプラント治療は、全身の健康状態や顎の骨の状況、歯周病のリスクなどを考慮して、できるかどうかを判断する必要があります。インプラント治療を検討する際は、設備が整っており、経験豊富な歯科医師が在籍する歯科医院を選ぶことが大切です。

まとめ

インプラント治療は自分の歯のように噛めるだけでなく、見た目も天然歯に近い自然な仕上がりが期待できます。一方で手術が必要になるため、全身や顎の骨の状態によっては適さない場合もあり、リスクも存在します。
それでも噛む機能と口腔内の健康維持には大きなメリットがあり、インプラントが適している方にはおすすめの治療方法といえるでしょう。
インプラント治療は、歯科医師との綿密なカウンセリングが重要です。メリットとリスクを十分に理解し、不安点や疑問点をしっかりと解消した上で臨みましょう。

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