小児矯正について
小児矯正は単に歯並びを整えるのではなく、顎の適切な成長をサポートし、口呼吸などの好ましくない習慣を改善しながら、永久歯が整列できる環境を作ることを目的としています。嚙み合わせが悪いと、睡眠障害や体力低下、集中力の不足などにつながりますので、ぜひお子さんの歯並びが気になったときにご相談ください。
お子さんはこのようなことを
していませんか?
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01
舌癖
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02
爪を嚙む
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03
指しゃぶり
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04
口呼吸
歯並びは「悪習慣」から
歯並びの乱れは、遺伝的な要素も関係はしますが、小児期の好ましくない習慣によって悪化するケースも少なくありません。例えば口呼吸や指しゃぶり、爪を噛む癖や舌の位置が好ましくないといった習慣があると、歯並びや嚙み合わせに乱れが起きやすいのです。そのためこれらの癖をなくすことも大切な要素です。
小児矯正を始める時期
お子さんの矯正を始めたいという方は6歳前後で1度相談していただくことをおすすめしています。
子どもの矯正は、成長段階で行う方が歯の移動がしやすく効率良く矯正することができます。さらに矯正のための抜歯を避けやすくなります。
不安な点やお悩み事がありましたらお気軽にお問い合わせください。
第1期治療
最初の永久歯である6歳臼歯が生え始めて、乳歯と永久歯が混在する時期に行うことが基本です。この時期に矯正治療に取り組むと、永久歯が無理なく整列できる顎のスペースを確保できるメリットがあります。また、受け口や出っ歯などを矯正するのは成長後は難しい場合がありますが、この時期なら有利です。
第2期治療
永久歯が生えそろった12歳頃から行う矯正治療で、内容的には成人矯正と変わりはありません。とはいえ、まだ顎の骨が柔らかいので、この時期には成人した人より効率的に歯の移動ができる利点があります。また、第1期矯正治療で十分に歯並びが整っていれば、第2期矯正治療は不要な場合もあります。
子どものうちから矯正を始めるメリット
お子さんのうちに矯正を始めることで、下記のようなメリットがあります。
- 顎の発達を利用し、歯並びを整える場所を確保しやすい。
- 磨き残しが減り、虫歯や歯周病の予防にもつながる。
- 歯並びの悪さがコンプレックスになる弊害をなくす。
きれいな歯並び、健康な歯を作るためにも一度検討してみてください。
当クリニックの矯正装置の種類
床矯正(Ⅰ期治療)
床矯正とは、顎を広げて正しく歯が並ぶためのスペースを確保する治療法です。装置は取り外しができるので、食事や歯みがきなどの場合も不便ではありません。ただし外している時間が長いと治療期間が延びますので、1日14時間以上装着するように心がけましょう。
料金 | ¥495,000(税込み) |
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治療期間/通院回数 | 1年~9年/12回~108回 |
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メリット
- 成人になってから抜歯をせずに矯正を終えられる可能性が高まります
- 治療の痛みが少ないです
- 取り外しが出来るので、食事の際に困りません
- 取り外しが出来るので、ブラッシングがしやすいです
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デメリット
- 公的医療保険が適用されない自由診療です
- 装着時間が少ないと十分な治療効果が得られません
部分矯正
「全体的には問題はないが、数本の歯についてだけ歯並びを改善したい」と考える人におすすめです。全体的な矯正を行うことに比べると、費用や治療期間を抑えることができる点も大きなメリットです。
料金 | ¥165,000~¥330,000(税込み) |
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治療期間/通院回数 | 6ヵ月~2年/6回~24回 |
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メリット
- 比較的治療期間が短いです
- 費用が安く済みます
- 負担が少なくなります
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デメリット
- 公的医療保険が適用されない自由診療です
- 簡単な症例のみにしか対応していません
- 他の矯正にくらべて仕上がりが劣る可能性があります