
成人矯正について
矯正は、子どものうちに、というイメージを抱く方は多いと思います。
ですがいくつになっても矯正を始めることができ、歯並びを整えるのに年齢制限はありません。子どものうちからの矯正をおすすめするのは、成長後に歯並びを整えることができないと言っているわけではなく、単に効率がいいからです。
歯並び改善に興味を持っている方はぜひ前向きに検討してみてください。
このような歯並びを
していませんか?
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01
上顎前突(出っ歯)
上顎前突は、上の歯が下の歯よりも前に出ている症例です。一般には「出っ歯」と表現されることもあります。
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02
反対咬合(受け口)
下顎前突(反対咬合とも言う)は、下の歯が上の歯よりも前に出る症例です。「受口」とも言われます。
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03
叢生(乱ぐい歯)
個々の歯が規則性無く乱れていたり、大きさの差があったりします。虫歯や歯周病リスクが高い症例です。
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04
空隙歯列(すきっ歯)
歯と歯のすき間が多い症例です。ただし、幼少期は歯が未発達なだけなので、これには当たりません。
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05
交叉咬合
自然に歯を閉じた状態で、奥歯が前後方向、または横方向に交叉する症例です。クロスバイトとも言います。
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06
開咬
上下の奥歯を合わせた際に、前歯の上下方向にすき間がある症例です。オープンバイトとも言います。
成人矯正を始めるメリット

大人になってから矯正を始めることで、下記のようなメリットがあります。
- 発音がしやすくなり、虫歯や歯周病などの予防にもなります。
- 小児矯正と比べると治療期間はそれほどかかりません。
- 顎の発達が終わっているため、治療の計画が立てやすい
きれいな歯並び、健康な歯を作るためにも一度検討してみてください。
当クリニックの矯正装置の種類

マウスピース矯正
患者さんの治療開始時の歯並びを踏まえて、歯列を変えるためのマウスピースを作製します。日本では、このマウスピースはほかの治療法と違って「矯正装置」には位置付けられていませんが、薬事承認は通過しているので安心してご利用ください。マウスピース矯正は「インビザライン」や「クリアライナー」、「アソアライナー」などの名称で種類分けされる場合もありますが、これらの違いは製造や管理の会社が違うことによるものです。そのため、「透明のマウスピースで歯を移動させる」という治療概要は同じと考えて差し支えありません。
料金 | ¥880,000~¥990,000(税込み) |
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治療期間/通院回数 | 1年~3年/12回~36回 |
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メリット
- 透明なので治療中なのが気付かれにくくなります
- 金属アレルギーの心配がありません
- 取り外しができるので、ケアがしやすくなります
- 取り外しができるので、装着時の圧迫感や痛みは少なくなります
- 通院回数が少なくて済みます
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デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 海外輸入となるため、お手元に届くまでに1ヶ月以上の時間をいただく場合があります
- 患者さんの症例によっては使用できない場合があります
- 一日の中で、長時間装着していただく必要があります

ワイヤー矯正
歯面に貼り付けたブラケットという部品をワイヤーで連結し、ワイヤーに張力をかけて少しずつ歯を移動させる治療方法です。装置が目立つことにストレスを感じる方に向けて、目立ちにくい色の装置を用意することもできます。固定式のため歯磨きの仕方に注意が必要なので、当クリニックは歯磨き指導を丁寧に行います。
料金 | ¥825,000(税込み) |
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治療期間/通院回数 | 2年~4年/24回~48回 |
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メリット
- 固定しているので脱着の手間がありません
- 適応できる症例が豊富にあります
- 微調整がしやすい装置です
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デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 定期的に調整のために通院をする必要があります
- 透明や白色の装置は費用負担が少し上がります
- 多少の痛みを伴う可能性があります

部分矯正
部分矯正とは、主に抜けた歯のスペースを小さくしたりする、前歯の隙間を埋めたりする、といった目的で行われます。お悩みの部分だけを治療するので、全体矯正に比べると低価格になります。また、治療期間の短縮も期待できます。
料金 | ¥165,000~¥440,000(税込み) |
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治療期間/通院回数 | 6ヵ月~2年/6回~24回 |
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メリット
- 治療期間が短いです
- 負担が少ないです
- 費用が安いです
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デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります
- 適応できる症例が限られます
- 噛みあわせの改善はあまり見込まれません