保存治療を行っている歯科医院と一般歯科では、どのように違うのでしょうか?
保存治療と一般治療とは、ゴールが違うとお考えください。
治療法で申しますと、初期虫歯c1、これを、すぐ削る一般歯科と、ほとんど削らない保存治療とに分かれます。
c2、神経まで進んでいそうな深い虫歯でも、保存治療ならば、う触探知液で丁寧にとけた象牙質だけをとり、覆髄といっつて、神経を保護する努力をすれば、神経は残ります。
下の大臼歯は歯根が2本前後にありまして、病変がどちらか1根にあるならば、ヘミセクションといって、悪いほう1本だけ切断すれば良い方は残ります。神経の治療は時間もかかりますし、その丁寧さによって一生涯保てるか、入れ歯になるかに大きな差が出てくるのです。
結論からいえば、歯は2度と生えてきませんので、「抜かずに神経を保護する」保存治療が大切なのです。
最後になりますが、予防と検診が一番の時間とお金を無駄に使わずに済むのです。
3ヶ月に一度は、定期検診を受けてください。そうすれば、あなたご自身の歯を一生涯保てるのです。